夏も冬もエリアで違うのですよ、北海道は。
単純に北に行けば行くほど寒く雪が多いわけではありません。確かに逆の南は雪が少なく気温も高いですが……
お暇があれば検索をしてみてください。我々北海道民（以降道民）がパッと頭に浮かぶ寒い所は占冠村（1600人）、陸別町（2200人）、旭川市の江丹別地区、幌加内町（1300人）特に朱鞠内地区(80人）など。全て海から離れた内陸部です。
道民が寒い町と名指しするくらいですから当然マイナス３０度を超えます。マイナス３０度を超えるのなんて上記の市町村以外も沢山あります。内陸部なら当たり前に冷え込みます。旭川も３０度近くになるでしょう。旭川以北の内陸部は極寒です。北見周辺の内陸部、富良野周辺も寒いでしょう。
だけど最北の稚内はそこまで冷え込みません。基本海の側の町はそんなに「しばれ」ないのです。
だけどね、稚内も留萌も暴風雪はA級ですから。体感温度はかなりのものでしょう。私もマイナス３０度を超える町に暮らしていますが冬の間に何度も暴風雪でホワイトアウトする海沿いの町に住んでる方には頭が下がります。
積雪も海沿いの町は基本それほど多くないのですが留萌近辺は豪雪地帯です。おそらく冬場に多く見られる気圧配置が北西からの海風が多いからなんでしょうが…..
北北海道（以降道北）は当然積雪は多いのですけど、私達も怯える北海道の豪雪地帯は岩見沢市と幌加内町です。積雪の多いエリアに住んでる人達は正直慣れているので全国報道でドカ雪報道がされてもたいした事ではありません。しかし岩見沢市はもはや災害級です。幌加内は先程も名前があがりましたが極寒で豪雪という北海道でも屈指のワイルドなエリアということになります。
雪の問題は都市部は都市部なりに、田舎は田舎の問題があります。
移住を北海道の何処かレベルで検討している方は事前に降雪と気温は調べて下さいね。
道南エリアは函館など雪にはほとんど悩まされず冬場の気温も穏やかです。後は苫小牧市も雪は少なく冬場は住みやすいでしょうか。近隣の伊達市は気候や町の規模なんかで移住の人気ランキングで常に上位と聞いた事がありあすが、羨ましいですねぇ。
私の住む道北の極寒豪雪エリアに移住して来た方々はどなたもワイルドな北海道を求めて来たのか？はたまた知らずに住んで後悔しているのかわかりませんが。
全国版のCMかは知りませんが、ハウスシチューのコマーシャルで山間部にある山小屋風の家で家族三人でホタテ入りクリームシチューを楽しむのです。北海道への憧れがある方にはたまらないシチュエーションでしょう・・・黒板五郎みたいな生活を実際にしている方がどのくらいいるのかは不明ですが。
春夏秋で６ヶ月、冬６ヶ月のイメージで暮らす想像が出来る方は是非北海道移住のご検討を。とね。
